僕たちはしばらくプールサイドでくつろいだ。
Yはお気に入りのインドネシア音楽をYOUTUBEで流してくれた。
ファンコットというダンスミュージックらしい。
カラオケで歌ってたのはこのジャンルの音楽なのね。
こん「僕らもそろそろ部屋に戻る?」
Y「わかった」
友達たちはもうすでに各自の部屋に戻っていた。
※あとで聞いたらみんなTinder活動で忙しかったらしい 笑
僕の部屋は最上階のバストイレ付き。
室内も広くとても快適。
Y「こん私はとても疲れた」
こん「大丈夫?プールではしゃぎ過ぎた?」
Y「バカ。カラオケの仕事だ」
こん「ごめん。。休みは何日?」
Y「私に休みは無い」
こん「えっ?一週間に1日も休みないの?」
Y「ない。休みはムスリムの休日のみ」
こん「可哀想に。。それは大変だね。。。」
Y「はやくカラオケを辞めてこんと結婚したい」
初耳。。
だけど、可愛い!
こん「い、いいね。」
Y「はやく子供が欲しい」
こん「い、いいね」
Y「よし、じゃつくるぞ」
こん「。。。よろしくお願いします」
こんな感じでイチャイチャしたり、取り止めのない話をして過ごした。
そしてどちらともなく眠りについた。
RRRRRRRRR(LINEの着信音)
友達「昼飯行かない?」
こん「行く。Yを起こすからちょっと待って」
スマホの時計を見たら昼の11時。
こん「Y、昼ごはん食べに行こう」
Y「zzzz」
こん「友達が待ってるから」
Y「zzzz」
全然起きる気配がないのでLINEにメッセージを入れて昼食に出かけた。
ホテルの周りには屋台しかなく、15分くらい歩いたところのインドネシア料理屋に入った。
そこはナシチャンプル(ぶっかけ飯)屋でご飯に好きな料理を選んでのせてもらうもの。
こん「うっま!!」
あまりに美味しくてミーゴレンも追加注文。
こん「うっま!!」
僕はインドネシアに来たのは初めてではない。
バリには2回来たし、ジャカルタにも一度来たことがある。
いままでインドネシア料理を美味しいと思えなかった。
でも今回の旅行でそれは間違いだと痛感した。
RRRRRRRRR(LINEの着信音)
Y「こんお腹減った」
こん「わかった。ミーゴレンを買って帰る」
友達たちはマッサージに行くらしいので、僕は食べ終わる前にミーゴレンをテイクアウトして店を出た。
汗だくでホテルに戻るとYはベットでスマホをいじっていた。
そして僕の買ってきたミーゴレンを全裸で美味しそうに食べる。
か、可愛い!
Y「こん、日本に帰っても毎日LINEしろ」
こん「もちろん」
Y「他の女と◯◯◯するな」
こん「も、もちろん」
Y「1日に3回は自分で◯◯◯しろ」
こん「。。。はい」
Y「次はいつジャカルタに来るんだ?」
こん「いやまだ決まってないけど」
Y「来月にムスリムの祝日があるからその時に来い」
こん「。。。了解」
そしてYは笑顔で帰っていった。
これがいまから一年前のYとの出会い。
この時は自分が入り口にたってしまったことに気がついていなかった。。
第1章 〜完〜
つづく。。。